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舞台鑑賞

芸術の秋
知人にお誘い頂いて、先日初めて大衆演劇を観ました。
気にはなっていても、なかなか1人では踏み込めないので、誘って貰えて良かった!

浅草の風情ある景色に佇む劇場。
1ヶ月単位で毎日、劇団が公演を行っているのでした。
飲み物や、おにぎりなど軽食を食べながら観ることも出来る。
驚いたのはチケット¥1800
これで三部構成、3時間ほどのステージを観る事が出来るのです。。
舞踊ショーから始まり、
(オリエンタルと同じ様なガラショー)
休憩を挟んでお芝居。
これがかなりのハイクオリティでした。
いわゆる時代劇のようなものですが、
水戸黄門的に分かりやすい勧善懲悪、人情もの。
私が観たものは、徳川幕府の次期将軍が命を狙われ、彼を守る為に姿が良く似た町人の魚屋と入れ替える、という物語。
演じるのは座長さんが一人二役で、次期将軍と町人を演じ分けるという、
物凄い力量を見せるものでした。
物語の内容よりも何よりも、その演じ分けの見事さに拍手喝采。
早着替えも凄い。
魚屋に変装させられた徳川将軍、
殿様姿になった町人。
声を発さずとも立ち姿だけで演じ分けていました。
お見事!!!!
ちなみに、お芝居は毎回演目が変わるそうです。
レパートリーは100位あり、
昼公演と夜公演でも変えるというのが驚き!
ファンは毎日通って毎日違う演目を観たりするそう。

お芝居の後は第3部に再び舞踊ショー。
見事な演技を観た後ではお客さん達の盛り上がりも違うわけです。
お捻りの嵐!!!
将軍と町人を演じ分けた座長は
さすが踊りが美しい。
女形の舞も見事。
立つだけで演じ分けられる技術は、
舞踊から来ているのでした。

そして、、、
お客さんからのお捻りがあるから
安い入場料で公演をやっていけるのか、、、
と納得。
(本当は大変だと思いますが!)

長く大衆に愛されてきた、こうした芸能は、
江戸っ子気質のお客さんが
宵越しの銭は持たぬ、えいや!とお捻りを渡してこそ、守られたきたのですね。。
ケチったらいかん。


今回観た劇団は、実力派のようでした。
劇団によって、色々カラーがあるそうです。
良い劇団の日に誘って貰えて感謝!

自分にとって新しい分野の舞台を観る時、
良く知る人に誘って貰えたり、
紹介してもらうと良いと、つくづく思います。

これまでフラメンコやバレエは
プロとしてその世界に関わる人からの勧めで観たものは
全て素晴らしく感動的でした。
それが当たり前と思って
自分で適当に探して行ったら、
発表会レベルだったり、
団員の覇気がなくて殆ど寝る事になったり。。
結構な惨事もありました。

逆の意味でも気をつけなければなりません。
知らずに来た人にちゃんと感動を与えられる舞台ですか?って。。。
演者そのものの技量以前に、主催者の意識も。。

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プロフィール

Oriental BellyDancerNOEL

Author:Oriental BellyDancerNOEL
オリエンタル・ベリーダンサーNOEL
9歳よりクラシックバレエをはじめ、その後ジャズダンスなどの多く舞台経験を経て、1999年にオリエンタルダンスをはじめる。エジプシャンフォークロアをガマール・セイフ氏に、ラクスシャルキをパリのカメリアに学ぶ。
独特の美しいダンススタイルで、多くの舞台公演やイベント・ライブで活躍中。
Oriental Mus Projectのレギュラーダンサー、生演奏でのショー「千夜一夜物語」では2006年より座長を務める。
講師としても国内外でWSを行っている。
www.noel-oriental.com

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