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感動を伝える

自分の大好きなダンスだったり、音楽だったりのステージを観て感動した時に、どのようにしたら良いよのか?
これって、自然に出来る人もいるかもしれないけど、
教育もあるのかな。

私は運良く、バレエにはまっていた子供時代に
ヨーロッパに住んでいたので、
しょっちゅう劇場に連れて行ってもらい、バレエ公演を観た。
そこは夢の世界。
着飾った人々で賑わう劇場、
夢のような素晴らしいバレエの舞台。
プリンシパルのソロの演目では、割れんばかりの拍手、ブラボー!の掛け声。
カーテンコールでは鳴り止まない拍手と、立ち上がって演者を讃えるスタンディングオベーション。
それを初めて見た時の衝撃。
私も必死に拍手をして手が痛くなったのを思い出す。

着飾って劇場に行くのはマナーと学んだ。
演者へのリスペクトの表れなのです。
日本でも歌舞伎座に行くと素晴らしい着物姿の方が沢山いますよね。

演者に感動を伝える手段は、大きな拍手(具体的には、細かく強く)です。
演者のファンになると、掛け声をかけます。
歌舞伎にもありますよね。中村屋!みたいな。
バレエだと回転技などの見せ場が決まった時にブラボー!と大きな声でダンサーを讃える。
その舞台、ダンサーの見せ場心得ているわけで、
これが出来るのが、粋な文化人?
なのかな。
初めてその作品を見た私も、その様子でこれが見せ場で、このダンサーがエトワールなんだな、と理解出来たのです。

さて、オリエンタルダンスだと?
もっと大衆芸能の匂いのする踊りでもあるので、
ザガリートや手拍子、口笛ではやし立てるイメージかな。バラデイのリズムが来るや、観てる人の血が騒ぐ。
ところがね、これが出来ない女子が多いのにビックリすること多い!
シーンとお勉強モードで見ていて、
さっきの説明と逆のまばらな拍手。
声も出さず、観たものを自分の心にしまって帰る、みたいな。
この盛り下がった感じ、ね。。。´д` ;
まあ、パフォーマーにとっては単純にやりにくい。
特にオリエンタルダンスは観客とのコミュニケーションが結構ポイントだし。
そして初めて観た人にも何も伝わらない。。

良くないと思ったのなら、それでいいんですけどね。(良くないものにキャー!となってるのは逆に引くしね)
もし、感動したのならば、それを演者と周りの観客に伝え、
もっと観たいなら乗せる、
乗ったダンサーのパフォーマンスは格段楽しいので、
もっと感動する。
いい事づくめ。

結局のところ、ステージというのは演者だけでは成り立たない、という事なのだけど。

先日の一人一人が当事者になれよって話の続きみたいになるけど、同じ費用で同じ時間を過ごすなら、もっと楽しんで欲しい!
















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プロフィール

Oriental BellyDancerNOEL

Author:Oriental BellyDancerNOEL
オリエンタル・ベリーダンサーNOEL
9歳よりクラシックバレエをはじめ、その後ジャズダンスなどの多く舞台経験を経て、1999年にオリエンタルダンスをはじめる。エジプシャンフォークロアをガマール・セイフ氏に、ラクスシャルキをパリのカメリアに学ぶ。
独特の美しいダンススタイルで、多くの舞台公演やイベント・ライブで活躍中。
Oriental Mus Projectのレギュラーダンサー、生演奏でのショー「千夜一夜物語」では2006年より座長を務める。
講師としても国内外でWSを行っている。
www.noel-oriental.com

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