fc2ブログ

今からでは遅すぎる?

ガマール先生のワークショップ週間も終わり、
明日帰国されるそうです。
本当に、今回はショーの演出をしていただいて、
ワークショップ受けただけでは得られないような、
色々なものを受け取れた気がします。
ありがとうございました!
ダンスの時間以外は言葉の壁を感じるのですが、
演出されている時など、なぜか外国語に聞こえないんです。ダンスにおける共通の何か、なのかな。

そうこうしてると、桜が満開、
桜は綺麗でいいけど、
もう冬終わりかー、、、
最近冬が終わるとそのまま夏になってしまうので気が重い。夏、蚊がいるので(笑)

今日、ある記事が目に留まった。
でもすぐにどこかにいってしまったので
書き留めておきます。
90歳のお婆さんの話。
彼女が唯一、人生で後悔していること。
60歳になった時にバイオリンを習ってみたいと思ったけれど、もう60歳だから遅すぎるなと諦めたこと。 あれから30年も習えたのに!
という記事でした。
たしかに、30年も習ったら、好きな曲を弾ける様になっていたことでしょう!
80歳から始めていたって10年。
それなりに弾けていただろうなぁー。
たしかに、やっておけば良かったよ、お婆さん!
でももしかしたら100歳までいけるかもしれないし、今からでもやったらどうですかねー。

先日、レッスンへ向かう電車の隣の席に
20代OLさん二人が座って来て、習い事の話しをし始めました。
運動不足だし、ダンスでもやりたい様子で、何のダンスが良いかという話題。
15年前じゃ有り得なかったけど
「ベリーダンス」という言葉も出て来ました。
(もう、耳がマギー司郎👂)
どういう評価なのかなーと聞いていると、
「無理無理」
一人のほうの会社の同僚が習っていて、
レストランでやってた発表会みたいなやつを観て
(ああ、ハフラか、危険な予感、、、)
体型が気になって。
そうだよねー、痩せてからじゃないとヤバイ。
という結果でした。
なんとも残念。
痩せてからやる、では
90歳のお婆さんになっても痩せてないかもしれないですね。
踊るうちに体型は変わります。
何もしなければ、何も変わらない。

それと似たような事では、
やり始めて何年か経ったけど、もっとちゃんとやりたい。
というケース。
最近この様な方によく会います。
先日もその理由で私のクラスに入って来た方が。
ある意味、「始める」よりハードル高いかも。
内心「足りない」と思っていても、だいたい出来ている訳だし、環境を変えるのも大変そう、とか。
そして、ちゃんとやるって
想像以上に地味ですから!!!!
でも、体型も変わるし
長く楽しめるようになると思いますので、
ちゃんとやるのをオススメします。

Dance is、、、

踊りとは、あなたにとって何ですか?

というのが、Vision of Danceのテーマでもありました。
とっても良い公演に参加できて本当に良かったです!

ホワイエに置かれた模造紙に、お客様自身のDance isについて書き込む、という事をしていて、
楽しみ、喜び、自分を解放、などなど、沢山の言葉が書かれていました。
やはり、ダンスって楽しいし、癒しなんですね、人間にとって、、、

今回ガマール先生の演出で踊れてとても楽しかったです!
こうしてみたら?というアイデアを1つ頂いて、それを膨らませてやって見せて、また次のアイデアへ繋がる、という作業の繰り返しだったのですが、
リハーサルのたびにエスカレート?していって、
当日の本番直前のリハではついに「普通に踊るな」的な!(笑)←ソロダンスのシーンです
スタジオでのリハーサル、通し稽古では見えないものが、本番当日の照明がついた所でようやく見えてくるものってあるので、
本番直前に演技の変更というのも、出てきて当然です。
それがプロフェッショナル、だと思います。

今回はバラディを踊り?ましたが、
なぜこれを選んだかというと(選曲は自由でした)、
私にとってバラディは永遠のテーマ、、、、
多分殆どの外国人オリエンタルダンサーが
一生かけて学ぶもの?
という意識があったので
エジプト人であるガマール先生の解釈に興味があった、、、
という半分好奇心だったのです、実は。
それが、あんな事に。。。。。
ガマール先生のお母さんが、あんな感じて日常の中で
音楽やダンスを楽しんでいたそうで(もちろん、あそこまではしないけど!)
その表現を日本人としてのアイデンティティを保つ事で日本の観客に訴えていく、
というのがガマール先生の面白い所だと思いました。
音楽やダンスを楽しむ心に国境は無い。
それを伝えて下さったのかなと思います。
お陰で先生からはCrazy Baladi Woman と呼ばれるようになりましたが、
バラディに対しての変なコンプレックスがお陰で消えました。
それにしても、
ホール公演で完全行き当たりばったりソロの即興パフォーマンス、という何か凄く面白い世界を覗いた気がします。ガマール先生の演出のもとだから安心して乗っかれたのだと思います。
(揺るぎない土台があるからこその、遊びの部分です。それが無い場合はやめましょうね、キケン)

今回のような公演、
10年ガマール先生が日本に来て指導を続けて下さったお陰で成り立ったものです。
先生との共通言語(技術、表現、ダンス哲学、先生のダンススタイルを理解できる事)を持つのが大前提、1人の先生に長年学び続けてこその信頼関係。
主催のアリフの2人の尽力に感謝です。

幻想的なシーン、笑ってしまうシーン、
色々あって
オリエンタルダンスの可能性を
観る方に伝えられたのではないでしょうか。

同日にボルボレッタスタジオ発表会も開催した事で、出演した生徒さん達にとっても
Vision of Danceはとても良い刺激となったようです^ ^
奥深い芸術の世界を共に楽しんでいきましょう!











3.11

3.11
昨日は趣味の教室へ行った後、
ボルボレッタスタジオの発表会の全体通し稽古、
そしてGamal監修公演Vision of Danceの通し稽古。
終了は22時を回っていて、お腹すいたー!
という疲労感と共に充実した時間に満足。
しみじみと、有り難みを感じますね。
7年前、
もうダメだ〜!と思う揺れからの、
なんと自転車こいで自主練場所に行ったのだけど、
近所の古い建物の瓦が落ちてるのを見て
これはダメだと思いながらも
今夜のショーの準備はせねば、、、
葛藤をギリギリまでしていたダンス馬鹿の私。
(その後、考え方かわりましたけど)
その後、もう生徒さん達や仲間にも会えないかなとか、
色々な事を思いました。。

昨日は東北の仲間達がショーをして喜びを分かち合う様子をFBなどにあげていて、
ほっこり。嬉しく思った。
彼女達とあの日の話しをしたのは、だいぶ経ってから。
へー、東京もそんなこわかったんですねー。
こわかったよー!
なんて話せた時も嬉しかったけど。

今やりたい事、今やるべき。
それが出来る事に感謝。
そう思って趣味のほうも思い切り楽しむ事にした。

そういえば7年前、一番自分を癒した音楽が
今もまだ大事に踊っていて、
Vision of Danceでも踊る曲です。
偶然ですけど。
楽しいって大事、素敵。

バージニア

アメリカのバージニアの展開するショー
Reflectionsを観に行って来ました。
バージニアといえば、ヨースリーの愛弟子で、
小柄だけどパワフルなダンスが素敵なダンサー。
オーディションで集まったダンサー達による
群舞も見もの、というショーでした。
四季をテーマにした、いたってシンプルな内容でしたが、アメリカから来たチームの群舞、素晴らしかった。やはり何度も公演してるからかな。
こういうものは時間をかけて質が上がってゆくのでしょう。。
日本でのオーガナイズをしたZiziちゃん、
よく頑張ったなーと思います!
キャストの半数がアメリカから来る、という状況だけで大変でしょうね。

最近、同期のダンサー達が、テーマのある舞台を作っていて、素晴らしい流れだと思う。
来週のガマール監修公演Vision of Danceもそうだし(お陰様で完売御礼)、
皆んなの意識が高くなっていて、喜ばしい事です。

舞台を一ダンサーが作るのは本当に大変。
お金がかかるので、思い描く理想に近づくのはほぼ無理だし、出来る範囲でいかに工夫して、、、
初めて観る方にも楽しめる、、、、
でもどうやって、その「初めて観る方」を呼び寄せる??
頭を悩ませるのはいつも同じような。
テレビCMでもやって、どんどん背景が転換する劇場で、、、、
なんてねー。

今日もステージ観て思ったけれど、
もちろんアメリカからのダンサー達、選抜メンバーなだけに素晴らしかったけど
日本のダンサー達も負けていなかった。
これから色々変わってゆくかもしれないです。
純国産の素晴らしいステージが出来るかもですね。

アイララ

今年も楽しませて頂きました!

雨の中、お運び下さった皆様ありがとうございました!
大荷物の日の雨というのは本当に大変なんですが、
うまいこと雨の止むタイミングで移動出来、
無事に荷物運び成功。。。


「ノエルが昭和歌謡で踊った??」的な言葉を見かけましたが(笑)
あはは!
オリエンタルダンスをやっていない方や、
ママさん、スタッフ達に大ウケでした。
「泣けた」って。(歌詞が分かるからね)

その曲は、、、
Noml企画以前にカメリア姫と一緒に作った作品ですが、
結局それは公演で殆どカットされて幻となっていたものです。
普段のショーではあり得ない10分もある大作。。。。
宇崎竜童さんが昭和歌謡にアラブバイオリンを加えてアレンジした、
とても面白い曲なんです。
バイオリン・タクシームから始まるので、日本語の歌詞が始まると
ビックリしてしまいます。
去年のカメリア東京公演で、
日本のアラブ音楽の巨匠、常味さんがアラブの曲と
昭和歌謡をミックスする試みをされましたが、
アラブ音楽の黄金時代と昭和歌謡の繋がりって
興味深いものがあるのです。
http://kasai-chappuis.net/日本アラブ通信/arab_night/04.html
近代アラブ音楽の巨匠アブドゥルワッハーブ(ウムカルスームにも多数楽曲を提供)
の音楽は西洋の音楽をアラブ音楽に取り入れ、
更にはラテンや色々な国のテイストを加えたモダンな雰囲気が特徴だったりします。
ウムカルスーム=古典
みたいなイメージあるけど、結構なフュージョン曲だったりします。

フュージョンが悪、みたいな意見とか、
定番的な音楽とダンスがつまらない、みたいな意見、
どちらもよく目にしますけど、
表面的に見るのもではないと思います。
作曲家のこと、歌手の事、時代背景や生い立ち、
育った国など、
島国にいると想像し難い部分まで見ると
どうしてフュージョンが生まれるのかが分かって来ます。
分かった上で踊るのがベスト。

音楽など芸術に沢山のお金や人材が注ぎ込まれた時代
(黄金時代、日本だと昭和)の楽曲というのは
歌詞のパワーが凄い。
長ーーーい曲を聴き終わると
一本の映画を見終わったような気分になれます。
(最近、美空ひばりさんの歌う映像に感動しました)

昨日のその曲も、凄いパワーがあって、
引き込まれてしまうんです。
アイララのような場所にはどハマりですね。
てきとーな歌謡曲ではございません。。。。あしからず。





ショーの前の色々、など

自分でも物持ちだと思います。
(ダンス関連の物、です)
衣装の他に小道具類。
今やアイララでしか使わないんでは、という物ばかり。。
買った時の気持ちというのは、今これが必要だから
ではなく、
「いつかコレを使って何かしよう。」
で、実際の10年単位越しで役立つもんだから、捨てられない。。
私もカメリア姫みたいに倉庫が欲しい。

というハイレベルなのに、今月のショーの為に
新たにグッズを買った。
おそらく、日本でコレを持つオリエンタルダンサーは私1人かも、
という、、、
家に届いた時は受け取り拒否したくなる大きさだった。
どこまで私を試すのか。。。

今月のアイララ、ガマール公演、
いずれもハイレベルで試練(笑)

さて、
来月以降のイベント(国内)が決まってきたのですが
凄いです。
4/28 オリエンタルミューズプロジェクト@ロマラクダ
5/24 Sueño de Andalucia (生演奏)@神保町楽屋
6/30 千夜一夜物語(生演奏)@シルクロード舞踏館(元町中華街)

どれもキャーキャー、という感じです。
大渕さんの歌も楽しみ。


プロフィール

Oriental BellyDancerNOEL

Author:Oriental BellyDancerNOEL
オリエンタル・ベリーダンサーNOEL
9歳よりクラシックバレエをはじめ、その後ジャズダンスなどの多く舞台経験を経て、1999年にオリエンタルダンスをはじめる。エジプシャンフォークロアをガマール・セイフ氏に、ラクスシャルキをパリのカメリアに学ぶ。
独特の美しいダンススタイルで、多くの舞台公演やイベント・ライブで活躍中。
Oriental Mus Projectのレギュラーダンサー、生演奏でのショー「千夜一夜物語」では2006年より座長を務める。
講師としても国内外でWSを行っている。
www.noel-oriental.com

フリーエリア
ハムサ
開運•魔除けブログパーツ
最近の記事
カテゴリー
リンク